過去に販売した特別な宝物 |
『摩天楼』
-至高にしてジュエリーの長い歴史の最終形-
ロッククリスタルの独創的な使い方、建築家がデザインしたかのような近未来のアーキテクチャ的なデザイン、ダイナミックなシンチレーションと虹色のファイアを放つオールドヨーロピアンカット・ダイヤモンド、20世紀の革新的新素材プラチナを使ってのクラシックなスタイルのダイヤモンドのセッティング。これ以上に芸術的な作品はこの世に存在しないだろうと確信できる、ジュエリー史における至高の作品です。
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『幻のネックレス』
-存在することが奇跡のフランスのロココ時代のネックレス-
オールドヨーロピアンカットの発明以前、ステップカットとローズカット・ダイヤモンドだけを使ったこれまでで一番古いダイヤモンドネックレスです。海外の専門書にもこの年代の作品はありません。ダイヤモンドが貴重過ぎて、各時代にそれぞれのデザインにリメイクされるのが当然だった中で、まさに存在することが奇跡です。 |
『女帝のネックレス』
-至上最も天然真珠が高価だった時代の豪華なネックレス-
俄には本物とは信じがたいほどの、ゴージャスな天然真珠ネックレスです。古代においては天然真珠1粒で1回の戦費が賄えたと言われるほど高価な物でした。女王の肖像画にも必ず豪華な天然真珠のジュエリーが描かれるほど、富と権力と美しさの象徴です。偉大なる女性だけが着けこなすことのできる、豪華すぎる作品です。
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『ダイヤモンドのエイグレット』
-全ての曲線と直線が揺れる前代未聞の魅惑のトレンブラン-
静止画像だけでは、デザインの優れた通常の高級ジュエリーに見えると思います。しかしこれは前代未聞の、あらゆる線が揺れ動くトレンブランです。直線の先の大きなダイヤモンド、曲線に並べられたダイヤモンド、全てがわずかに揺れるだけでダイナミックに煌めきます。これほど美しい作品は他にないでしょう。 |
『王者の指輪』
-紀元前6世紀アルカイック時代の王の黄金リング-
ヨーロッパ美術の原点とも言われる古代ギリシャですが、47年間扱ってきた中で、古代ギリシャとしては最も古く稀少価値の高いアルカイック時代の作品です。歴史を覆す世紀の大発見と言われた『ユダの福音書』に関わった有名な古代美術商フリーダ・チャコス氏のプライベート・コレクションとして出てきたもので、各種資料も揃った2度と手に入らない宝物です。 |
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『英雄ヘラクレス』
-ヨーロッパ美術の原点とされる古代ギリシャの最高傑作-
芸術とは何か、その本質を的確に定義した古代ギリシャの哲学者の言葉をまさに体現した、古代ギリシャ紀元前5世紀の最高傑作です。エレクトラム(自然金)に驚異的な描写力で描かれた英雄ヘラクレスの顔は、苦難の人生を知性と精神力、人間離れした怪力で見事に乗り越えたヘラクレスの内面を見事に映し出しており、時代を超えて見る者を圧倒します。
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『大都会』
-これ以上はない独創的で抜群なデザインの贅沢なリング-
画像を見て、これがリングであることをどのくらいの方が分かったでしょう。メインストーンの大きなペアシェイプダイヤモンドとエメラルド以上に目がいくのが、独創的な全体のデザインと、紐を編んだかのようなローズカットダイヤモンドの美しいラインです。その先端には大きめのダイヤモンドが揺れるようにセットされており、指先をこれ以上ないほど華やかに演出してくれる作品です。 |
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『パリスの審判』
-古代ローマ&バロックの時空を超えたコラボレーション-
アラビアからシルクロードで運ばれた、古代ではサファイアに匹敵する貴重な石だったブルーカルセドニーに、一番美しい女神を選ぶ『パリスの審判』をゼウスとヘルメスで表現したインタリオです。17世紀のバロック時代に、当時の様式でピンクの箔を敷いてセッティングをされた透明度の高いブルーカルセドニーのインタリオは、時空を超えてより芸術性の高い作品へと昇華しています。
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『ポイントカット・ダイヤモンドリング』
-ルネサンス時代の貴重な初期のダイヤモンド・ジュエリー-
ダイヤモンドが初めてカットされたのは14世紀後期と言われ、その最初期のカットであるポイントカット・ダイヤモンドを使った、歴史的にも価値の高い作品です。ポイントカット・ダイヤモンドは別名「文字を書ける石」と言われ、当時の知的階級かつジュエリーが持てる、相当な権力者の物だったと推測されます。 |
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『財宝の守り神』
-約2ctのダイヤモンドと高い芸術性を兼ね備えた作品-
ブラジル産のダイヤモンドが急激に枯渇し、南アフリカでダイヤモンドラッシュが始まったばかりの時代だったからこそ生み出された、大きさと美しさと備えたダイヤモンドと、その宝石の価値だけに頼らないアーティスティックなデザイン、そして神の技とも思える技術で作られた奇跡的かつダイナミックな作品です。
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『RUNDELL&BRIDGE社のシャトレーン』
-英国王室御用達の筆頭メーカーによる18世紀の懐中時計-
アメリカで最初の時計メーカーを作った一族に伝わるコレクションとして出てきた、オリジナルの革ケース付きかつパーフェクトコンディションの宝物です。だからこそ適切にメンテナンスされて時計も受け継がれており、美しい内部機構は現代もなおカチカチと気持ちの良い音でかけがえのない時を刻むのです。 |
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『古代ローマの黄金の輝き』
-前代未聞のインタリオと芸術的なオリジナルのシャンク-
インタリオが最盛期を迎えた古代ローマ1世紀のオールオリジナルです。前代未聞の4層ニコロを使い、深さをコントロールして彫ることで、均一な石では不可能な芸術性の高いインタリオになっています。重厚感あるゴールドのシャンクも芸術性の高いデザインで、シャンクが残っていること自体が貴重な中で例外的な作品です。
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『廃墟と旅人』
-世界の大美術館も所蔵するハーガー作のマイクロ彫刻画-
1770-1800年の、神技的な細工が極められた異例の時代の作品です。マイクロ彫刻画は制作数が少なく、全世界で確認されているのは個人蔵あわせて100点余りです。城と同価値だったとされるマイクロ彫刻画はまさに王族だけの宝物で、一般的には存在すら知られて来なかったのです。女帝エカチェリーナ2世も所有していたと言われており、エルミタージュ美術館にも所蔵されています。
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『透かしの美の極致』
-プラチナによる透かしの美の極致-
神の技としか思えないような、恐ろしいほどに繊細で美しいプラチナの透かし細工による作品です。極小天然真珠とプラチナの線で作られた、繊細な見た目ながらも耐久性を備えたネックレスは、ペンダントを取り外して他の物を下げることも可能で、使い回しができることも魅力です。 |
『ウラルの秘宝』
-大きさと極上の質を両立した奇跡の1.71ctデマントイド-
殆どが0.5ctに満たず、1ct以上の大きさは極めて少ないデマントイドガーネットに於いて、1.71ctというサイズと鮮やかな色彩や高い透明度を兼ね備えた、奇跡的なウラル産デマントイドガーネットを使ったリングです。カットが近代化される以前のオールドヨーロピアンカット・ダイヤモンドの煌めきやファイアとのコラボレーションも素晴らしい、ロシアの宝石ならではの魅惑の宝物です。 |
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『ジャルディネッティの至高』
-古い上質なダイヤモンドによる迫力ある豪華な作品-
中東やアジアなどから珍しい植物が入ってきて、王侯貴族に園芸ブームが起きて作られたジャルディネッティ(イタリア語で小さな庭)ジュエリーの最高傑作です。1800年前後の古い時代のダイヤモンドとは思えない最高の石が、さらにオープンセッティングになっているため、クリアな色であり得ないほど光り輝くのです。エレガントな造形の花瓶の細部に至るまで、ダイヤモンドがセットされています。
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『イエロー&ブルー・インパクト』
-鮮やかなイエロー・ダイヤモンドによる最高級リング-
透明度が高く、明るく鮮やか、しかも大きさもあるイエローダイヤモンドをメインストーンにした贅沢なリングです。さすが貴重で高価だったイエローダイヤモンドに相応しい作りで、脇石のクッションシェイプダイヤモンドも非常に厚みがある上質な石が使われています。イエローの反対色となるブルーのシャンルベエナメルも高貴な雰囲気で、イエローの鮮やかさを最大限に惹き立てています。
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『エメラルド&ダイヤモンドダスト』
-初期アールデコの神技的な技術で作られた作品-
1843年にヴィクトリア女王から戴冠用宝飾品を製作するクラウンジュエラー指定され、歴代の英国王の王冠を製作してきたガラードが扱った、ガラード社のケース付きの作品です。極めてプラチナジュエリー技術が高かった初期アールデコの第一級の職人による神技的な細工に、最高級の鮮やかなエメラルドが5つも贅沢に使われており、さすが王室クラスのジュエリーと実感する作品です。 |
『Day&Night』
-昼と夜で2つの顔を使い分けられる魅惑のブレスレット-
ブレスレットのフェイスを取り替えることのできる、前代未聞の画期的作品です。昼はゴールドジュエリー、夜はダイヤモンドジュエリーとなる、魅惑の女性が持つ二面性を備えたかのような作品と言えます。煌めくダイヤモンドの魅力はもちろんのこと、ジョージアンならでは繊細さ華やかさを両立したカンティーユと粒金による金細工は、見ているだけで幸せな気持ちになります。 |
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『雫の芸術』
-無駄が多く出るブリオレットカットの贅沢なダイヤモンド-
史上最も天然真珠が評価された時代の作品において、これだけの大きな天然真珠を使っていることもこの作品がいかにお金をかけて作られたのかを示していますが、驚異的なのがブリオレットカットのダイヤモンドです。劈開性を気にせずカットできるよう技術革新があったからこそ可能なカットですが、無駄になる部分が多すぎるので通常はあり得ません。この作品だけの贅沢な煌めきです。
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『植物の美』
-まさにアールヌーヴォーの傑作と言える美しい植物の表現-
異常な流行により見るに堪えない物も量産された結果、アールヌーヴォー期の作品はレベルの差が激しいのですが、これはそのハイエンドの作品です。細かな金細工による繊細な植物の表現、色鮮やかなプリカジュールエナメル、ダイナミックで立体的なデザインと全体の雰囲気にピッタリの形をした面白い形の天然真珠は、まさにアールヌーヴォーを体現した第一級の作品です。 |
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『スケルトン・ラペルウォッチ』
-高い芸術性と作りの良さを備えた19世紀中期の超高級時計-
ブローチやペンダントとしても使えるラペルウォッチですが、置き時計にもできる、構造的にも優れたデザインの作品です。シリンダー式の古い時計で、時計の価格が下がってある程度の人ならば手にできるようになる19世紀後期以前の超高級品で、手の込んだ美しい装飾もさすがです。さらに裏面はスケルトンになっており、動作機構を見ることができます。まさに時代を超えた作品です。
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『王妃のデミ・パリュール』
-天然真珠を最高に華やかに魅せてくれる超豪華な作品-
唯一無二と言って良い、約200年前のオリジナルケース付きの素晴らしいデミパリュールです。女王の富と権力と美しさの象徴であった天然真珠がふんだんに使われ、各所が揺れる構造になっています。高度な金細工も実に優美な造形で、随所に散りばめられたローズカットダイヤモンドの煌めきが、天然真珠の本作品をより煌びやかに魅せてくれます。
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『天使の奏でる刻』
-まるでカメオのような立体的なエナメル細密画による時計-
優雅でアーティスティックなアールデコのラペル&ペンダント・ウォッチです。まるでカメオのように描かれた立体的なエナメル細密画は、天使の表情や竪琴の弦、羽や衣服の質感まで緻密に表現されており、時計という存在を遙かに超えた芸術作品そのものです。同じ紫色のエナメル文字盤も見ていて惚れ惚れする作品です。 |
『ブラックオパールの海』
-最高のブラックオパールが描き出す魅惑の景色-
初めてブラックオパールの上質な石が採れるようになった頃の、最高のブラックオパールを使った作品です。透明感に加えて、アンティークの石の中でも別格の厚みがある、この石が描き出すプレイオブカラーは、まるで煌めきの海にダイブしてしまったかのような感覚に陥ります。脇石のダイヤモンドやアールデコのデザインと作りも、最高の石に相応しいものです。
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『蝶々』
-トレンブランでヒラヒラと舞う羽が美しい魅惑の蝶々-
ダイヤモンドの煌めきが強調されるトレンブランはお花のモチーフが定番ですが、見たことのない羽が揺れるトレンブランの蝶々です。一般的なカラーストーンで最も評価が高いながら、大きな物は特に貴重とされるメインストーンのルビーは1ct以上の大きさがあり、超豪華な宝石と細工の良さが合わさった見事な作品です。 |
『北欧の妖精』
-知られざる20世紀初頭のスウェーデンの実力が現れた作品-
独特のデザインはスウェーデンです。帝政ロシアの首都サンプトペテルブルクとストックホルムは地理的にも近い関係にあり、ロシア貴族や富豪向けに宝飾店を展開するほどスウェーデンのレベルは高いものでした。20世紀初頭はロシアに優るとも劣らぬ作品が作られたものの、ロシア以上に数が少なく知られていない存在です。そのスウェーデンの技術が結集したトップレベルの作品です。
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『キリスト&マリア』
-マサナゴ作のオールオリジナルの貴重なルネサンス作品-
ウィーンの美術史美術館にもその作品が所蔵されている、ルネサンス期の有名な彫刻家アレクサンドル・マサナゴによる両面カメオです。グラデーションの独特の色彩を持つレッドジャスパーに表現されたカメオはさすが有名作家の作品で、特にキリストの表情は神々しいまでに素晴らしいものです。フレームまで16世紀後期〜17世紀初期のオリジナルという貴重な作品です。 |
『Road of The Ring』
-中世の西ヨーロッパのオールオリジナルの稀少なリング-
13〜14世紀頃、暗黒時代とも言われる十字軍の時代の作品です。この時代は特に制作数が少なく、限られた人物のみがリングを付けることができました。司教君主や枢機卿クラスの高位の聖職者のものとみられるこの指輪は、清らかな雰囲気を放つ高貴なブルーサファイアと、ライオンを模したデザイン性にも優れたシャンクで作られており、通常は市場に出てこない中世の指輪の中でも別格の作品です。
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『藤』
-Marret et Jarry社の心奪われる美しいパンピーユ-
藤の花のような8つのダイヤモンドの房が、あえて出しゃばりたくないかの如く控えめに揺れながらも、最上質の驚くほど厚みのあるオールドヨーロピアンカット・ダイヤモンドがダイナミックに煌めく、誰もが思わず一瞬にして心を奪われてしまうパンピーユです。京都の舞妓さんの花かんざしにも共通するような美しさに感動する心は、世界も時代も超えて共感できるのだと感じます。 |
『花に舞う蝶々』
-復古王政時代の稀少な超高級トレンブラン-
トレンブランは大半がダイヤモンドラッシュ後、かつプラチナ以前の1870-1900年頃の制作です。本作品は19世紀初期のフランスにおける貴重な作品です。メインのオールドヨーロピアンカット・ダイヤモンドの素晴らしさは勿論、他の全てのダイヤモンドはオープンセッティングのローズカット・ダイヤモンドという異例の作りです。トレンブランの蝶々がヒラヒラと花に舞う姿が可憐な作品です。
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『ディオニュソス』
-古代ローマの貴重なカメオと18世紀のシャンクによる作品-
古代ローマ2世紀のディオニュソスのカメオです。古代ローマではインタリオとカメオは制作数が1000:1の割合と言われており、陰刻のインタリオと違って凸状のカメオは二千年近くの時を経て残っていること自体が奇跡のような存在です。それを理解していたジョージアン初期の貴族が、当時の最高の職人に作らせた美しいシャンクとのコラボレーションが、作品をさらに価値ある物にしています。 |
『オランダ貴族ジュブリー家の結婚祝い』
-1850年代でプラチナが使われている例外的な作品-
オランダ北部の貴族ジュブリー家が結婚の祝いで作らせた、愛や紋章、知性や文化、豊穣などがモチーフの作品です。技術革新によってプラチナがジュエリーの一般市場に出てくる20世紀よりはるか昔、1850年代においてプラチナが使われた例外的な作品で、カラーゴールドと併せて神技的な驚異の彫金が施されています。 |
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『火焔の天使』
-ジュリアーノの才能が炸裂したファイアーオパールの芸術-
カルロ・ジュリアーノのネオ・ルネサンス様式の作品です。1980年代以降の無遊色のファイヤオパールではなく、1870年代からのメキシコ産の遊色の出る正真正銘の最高級ファイヤーオパールをメインにし、デザインとエナメルの技法を駆使して芸術家魂極まった最高の芸術作品になっています。同じ作家でも販売メインの作品と、才能を思う存分注ぎ込むための作品では全く別物なのです。
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『気品のソートワール』
-極小天然真珠によるソートワールが超贅沢な作品-
清楚さだけでなく気品までも感じさせる洗練されたデザインは、初期アールデコならではです。外して使用できる天然真珠のソートワールは大変長く、真珠の採取、孔開け、組み上げにどれだけの手間と時間がかかったのか想像を絶するものです。養殖真珠の普及で天然真珠産業の壊滅が始まる直前の、天然真珠最後の贅沢なソートワールと言えるとても貴重な作品です。 |
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『深い水の底から奏でる刻』
-透明で厚みのあるエナメルが刻を奏でる最高に美しい時計-
深い水の底から湧き上がってくるような、特徴的なギロッシュエナメルのパターンと透明度が高く厚みのあるエナメルによる美しいラペル・ウォッチです。最高のプラチナワークで両面に驚くほど緻密な仕事がなされており、カボション・サファイアによる竜頭や豪華なダイヤモンドの散りばめ方と言い、当時ステータスとして特に地位が高かった「時計」の美しさには溜息が出るばかりです。
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『Sweet Emerald』
-エメラルドのオレンジピールカットに成功した奇跡の作品-
セッティング時に割れることがあるくらい加工が難しいとされるエメラルドでオレンジピールカットに成功した、おそらく世界で一つの作品です。美味しそうなゼリーにも見える愛らしい雰囲気は、通常のエメラルドリングとは一線を画すものです。細部にわたるデザインと作りの良さからも、エメラルドリングの最高峰と言える作品です。 |
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『永遠なる恵み』
-心をとらえて放さない芸術シェルカメオの最高傑作-
ストーンカメオと比較してレベルの差が極端に激しいシェルカメオにおいて、この作品は最高傑作と言える芸術的価値の高い作品です。均一な質感を持つ上質な貝に彫刻された、まるで大理石彫刻のように立体的な母と子の愛に溢れる姿には心を打たれます。ロンドンのリタイアした老ディーラーから出てきた作品ですが、彼女は死ぬまで手放さなかったという、まさに心を放さない芸術です。
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『桜色の輝き』
-桜色の干渉光を放つ大珠の天然真珠のネックレス-
カラー天然真珠や照り艶の美しい天然真珠は稀に見ることがありますが、桜色の干渉光を放つ天然真珠はアンティークのハイジュエリーでも滅多にありません。1粒でも大変珍しい、桜色の干渉光を持つ天然真珠を集めて作り上げた、夢のように美しい最高級のネックレスです。大きな珠も球形の整った形状で揃えられており、存在することが奇跡のような宝物です。 |
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『Tweet Basket』
-高度な技術による見事な造形力が圧巻の作品-
緑あふれる広大な庭や所領を所有し、自然とピクニックが大好きだったイギリス貴族らしいモチーフの360度立体的なブローチです。独特のパヴェ留めが施された小鳥たちのダイヤモンドのボディや、金の糸を編んで作った黄金のバスケットの細工は見事で、各要素を配置する立体デザインも素晴らしく、当時のトップクラスの職人による芸術の域に達した作品です。
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『万華鏡』
-宝石鑑別所の所長も仰天したほどのパーフェクトオパール-
透明度の高いオパールの深いところから放たれる色彩豊かなプレイオブカラーは、まさに幻想的な万華鏡そのものです。現代の宝石鑑別所の所長に見せたところ、完璧すぎて人工オパールを疑われたほどです。特殊な分析装置を使い、天然のオパールであることは証明されています。外周の豪華なダイヤモンド、素晴らしい作りのシャンクも最高のオパールに相応しいものです。
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『ジョージアンの女王』
-ジョージアンのロング・ゴールドチェーンの最高峰-
金価格が爆騰し、金が富と権力の象徴となったイギリスの極僅かな期間だけ作られた、銀行制限時代を象徴した作品です。通常よりも高い純度の金と単位あたりの重量、オールドヨーロピアンカット・ダイヤモンドを使ったカンティーユの贅沢で素晴らしいクラスプは、まさに王族が使用するようなトップクラスの作品と断言できます。 |
『清流』
-ジャポニズムの最高峰-
まるで日本の職人が作ったかのような、日本人が思う「和」を体現した作品です。西洋の感覚で作ったジャポニズム・ジュエリーとは明らかに違う作行きは、邸宅に日本庭園さえも造らせることができた、傑出した知性と財力を併せ持つ貴族が特別にオーダーして作られた作品だったと言えます。 |
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『桜満開』
-カリブレカットによる色彩鮮やかなジャポニズムの傑作-
ヨーロッパ貴族が日本の満開の桜に感動して作らせた、西洋と和が融合したアールデコ・ジャポニズムの傑作です。高度なカリブレカットの技術を駆使した複雑な造形と、宝石で表現した色彩の鮮やかさには目を見張るものがあります。このブローチの景色を見るたび、日本で見た美しい風景を思い出したに違いありません。掌におさまる、持ち主だけの贅沢な美術品です。
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『Blue Impulse』
-非加熱サファイアが魅せる衝撃のコーンフラワー・ブルー-
サファイアの最高の色とされるコーンフラワーブルーと、非加熱だからこそ存在するシルクのような質感を天然のまま持つ、心が癒されるビルマ産サファイアです。異例のクッションシェイプダイヤモンドを贅沢に使ったシャンクは古くささなど微塵もなく、時代を超えて誰が見ても羨望の的となるような衝撃的な作品です。
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『ユリウス・カエサル』
-ミュージアムピースのジュゼッペ・ジロメッティ作品-
バチカン美術館にも作品が多数所蔵されている、19世紀のカメオ作家として最も高く評価されているジュゼッペ・ジロメッティのサインドピースです。カメオのインスピレーションの元となったと推測される古代ローマのユリウス・カエサル像もバチカン美術館に存在する、まさに世界クラスのミュージア・ムピースです。 |
『幻のエドワーディアン』
-資料的にも価値あるオールプラチナのエドワーディアン-
技術革新により一般ジュエリー市場にプラチナが出始めたばかりのエドワーディアンは、ハイジュエリーでもゴールドバックが通常です。それでも例外的にはオールプラチナのエドワーディアンジュエリーが存在する仮説を立てていたのですが、通常は立証不可能です。年号付きオリジナルケースと共に発見された本作品は、学問的に非常に貴重な資料でもあります。 |
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『世界最速の豪華客船ノルマンディー号』
-アールデコの豪華客船ブームを反映した1935年の作品-
大西洋を最速で横断した船舶に与えられるブルーリボン賞を受賞したフランスのノルマンディー号の作品です。アールデコの豪華客船ブームを象徴する本作品は、後期アールデコならではの優れたデザインや特殊なカットのダイヤモンドが魅力です。船体下部に表現されたダイヤモンドの波しぶきは揺れる構造になっており、この時代としては非常に作りも優れた作品となっています。
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『伝説の真夜中の炎』
-シベリア産の最高級アメジストが魅せる奥深い色彩-
真夜中に石の中から赤い炎が湧き上がるという伝説がある、世界で最も高い品質のシベリア産アメジスト、サイベリアン・アメジストを贅沢に使った作品です。厚みのある石の奥深い所から放たれる美しい色彩を見ていると、真夜中の炎の伝説にも思わず納得です。最高級の石に相応しい、ジョージアンの第一級の金細工の見事さと美しさも圧巻です。オリジナルケース付きです。
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『DECO LUXURY』
-最高級の宝石「天然真珠」×最高級の金属「プラチナ」-
史上最も天然真珠が評価されてダイヤモンド以上に高額で取引され、プラチナがゴールドより遙かに高価な金属だった時代。そんな時代に於いて、贅沢に2つの最高級素材を組み合わせてハンドメイドされたスーパーロングチェーンはシンプルながら計算されたデザインで、身に着ける時が最も美しく煌びやかな光を放ちます。 |
『驚異の細工:美し過ぎるピエトラドュラ』
-白大理石にカラフルな石を象嵌した1円玉より小さな芸術-
これぞ「神の技?」を体現した作品です。1円玉にも満たない小さな白大理石に、カラフルなアゲートを花の雄しべや茎に至るまで緻密に象嵌した前代未聞のピエトラドュラです。8面すべて異なる図柄で、そのどれもがアーティスティックで素晴らしいものです。ルビーや天然真珠などの宝石、縒線や粒金などの当時最高の金細工も、ピエトラドュラの価値から見ればただのオマケに過ぎません。 |
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『優雅な白鳥』
-動物シリーズでも評価の高いファベルジェによる傘の柄-
日本の根付をコレクションし、それにインスピレーションを受けて制作された宝石や半貴石を使った動物シリーズでも有名なロマノフ王朝御用達のロシアの天才プロデューサー、ファベルジェによる傘の柄です。ロッククリスタルを彫刻して作った白鳥の優雅な造形、柔らかな羽毛の表現、ロッククリスタルだからこその透明感と硬質さが放つ独特の魅力は見た者を捕らえて、心を離さないのです。
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『ロマノフ王朝最後の皇后アレキサンドラ』
-ファベルジェの永遠に美しいクラウンジュエリー-
ロマノフ王朝最後の皇后アレキサンドラのモノグラムAと、王冠をモチーフにした作品です。皇后が誰かへの贈り物として作らせたブローチは、さすがファベルジェと言える、実に美しい鮮やかなサーモンピンクのギロッシュエナメルで彩られています。シルバーによるダイヤモンドの精緻なセッティングもさすがの作りで、プラチナには出せない王家らしい重厚感と格調の高さを感じさせます。
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『悲劇の女王クレオパトラ』
-伝説の女王の死を見事に表現した迫力の芸術作品-
誰もが知る、二千年以上も前の悲劇の女王クレオパトラの伝説的な死に際をここまで天然の石を生かして表現したのかと驚くストーンカメオです。こんな石が存在することにも驚きですし、構図のデザイン感覚、彫りの技術、すべてが統一されて1つの芸術に昇華しています。死の直前の女王の気高き表情を、ここまで迫力ある作品に仕上げた作者の力量には、本当に感動するばかりです。 |
『エジプトの黄金蛇』
-古代エジプトの第一級の作品として作られた貴重なリング-
クレオパトラ以前、紀元前2世紀頃のヘレニスティック・スネークリングです。二千年以上も前のエジプトで第一級の作品として制作されたこの指輪は、単に古さという価値に留まらず、尻尾の巻き方など傑出したデザインにもその価値が現れています。5.5号というサイズから王妃または高位の女性のものだったと推測されますが、時代を超えて現代でも楽しめる普遍の魅力を放ちます。
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『ミント・ボール』
-ブラックスター&フロスト社のボール型ウォッチ-
世界の中心がアメリカに移りつつあった時代のアメリカの有名な超高級時計店ブラックスター&フロストのボール型ウォッチです。スイス製のムーブメントは当然精巧な最高級です。明るいミントグリーンのギロッシュエナメル、カリブレカット・サファイアなどエドワーディアン最高の技術を駆使して、エナメル文字盤まで含めて360度、細部に至るまで完璧な作品に仕上げられています。 |
『アテナと不死鳥』
-ルネサンスならではの見事な表現力のカメオ&インタリオ-
古い時代のトップレベルの作品らしい、独特の雰囲気を持つ石を見事に生かした、ルネサンス期の芸術的価値の高いカメオ&インタリオの作品です。神々しく美しい軍神アテナを見事に表現したカメオはもちろん、もう片方の面に施されたインタリオの、灰から復活するフェニックスは実に素晴らしく、復活・再生を意味するルネサンス時代を体現したかのような作品です。
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『華』
-華やかなピンクトパーズを贅沢に使った作品-
正面だけでなく、ネックレスのサイドやクラスプに至るまで、鮮やかで照りの良い貴重なピンクトパーズを贅沢に使ったジョージアンのネックレスです。3連になったハンドメイドのチェーンも繊細さと華やかさを併せ持つ高級感溢れるものです。取り外し可能なペンダントと本体を美しく収納できる、オリジナルケースもある古い時代の貴重な作品です。 |
『柳と羊』
-1792年に作られたマイクロパールのミニアチュール作品-
モーニングジュエリーなのでシャンクに1792年という年号が彫金されており、神技的な細工が極められた1770〜1800年までの異例の時代の作品と分かります。西洋ではお墓に植えられる柳と、神の祝福をあらわす羊が極小天然真珠で描かれた信じられないような技法で作られており、その稀少性の高さと芸術的な価値を考えると、1人のためのモーニングジュエリーを超越した存在と言えます。
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『勝利のナポレオン』
-勝利した皇帝がベルリンアイアンを持ち帰り生まれた作品-
1807年にプロイセンの半分を占領したナポレオンが持ち帰ったベルリンアイアン、もしくはアイアン鋳造技術を使い、19世紀初期のフランスの高度なゴールドワークで制作された歴史的にも意味のある作品です。エレガントなデザインだけでなく、金の彫金技術の恐ろしいまでの緻密さは、当時ベルリンアイアンがいかにフランスで高価かつ勝利の証として評価されていたかが伝わってきます。 |
『アクアマリン・クイーン』
-英国王室御用達D&J.WELLBY L.TDによるデミパリュール-
ブラジルのミナス鉱山で上質なアクアマリンが採れるようになって、最上質のアクアマリンを手に入れることができた20世紀初頭ならではの目も眩むような作品です。入手した特別な石の魅力を最大限まで高めるために施された特別なカットは、さすが英国王室御用達ジュエラーによるものです。たくさんのファセットが施された天然アクアマリンの煌めきは、明るい海の煌めきそのものです。
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『雪原の華』
-艶消しプラチナの平原にダイヤモンドが煌めく超高級時計-
金属としての性質上、ゴールドのような繊細な金細工は不可能と言われるプラチナで驚異の造形を作り出した、例外的な作品です。艶消しのプラチナ表面に、ミルや粒金のような細工で雪の結晶のような模様がデザインされており、無数に散りばめられたローズカットダイヤモンドが至る所から華やかな煌めきを放ちます。プラチナとダイヤモンドによるチェーンもさすがの豪華な作品です。 |
『レディ・ウォッチ』
-1910年頃のブシュロンによる最高級エナメルの時計-
全面に細工が施されたフランスのブシュロンによるペンダントウォッチです。通常のエンジンターンで見られる幾何学的な模様だけのギロッシュエナメルとは異なり、エレガントなフラワーモチーフが浮かび上がって見えます。何度炉に入れて焼いたのかと驚くばかりの、厚みのある色彩鮮やかで透明の高いエナメルは、歴史上最も技術が高かった18世紀のエナメルを彷彿とさせる見事さです。
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『清らかさのブルー』
-極上のセイロンサファイアが魅せる清らかなブルーの色彩-
極上のセイロンサファイアを使った美しいリングです。ヨーロッパで婚約指輪の一番人気がサファイアで、清らかなイメージがあるからと言われていますが、この石の澄んだ色合いを見ればそれも納得です。紫がかった深い色合いの青と、高い透明感を示すこの石を見れば、なぜセイロンサファイアが別格の評価を受けているのかすぐに分かることでしょう。 |
『春の花々』
-見事な表現力の最高級ジャスパー・ウェア-
オリジナルケースにセットされた、見た目も豪華なジャスパー・パリュールです。ジャスパー(F器)下地の明るいサーモンピンクとマットな質感、そして白で描かれた繊細なグラデーションによる花々は、よくぞここまで表現できたと驚くばかりの美しさです。単なる石の価値ではなく、職人の手が作り出す高い芸術性が評価されていた時代だからこそ生まれることのできた貴重な作品です。
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『アルテミスの月光』
-ギリシャ神話の女神のような荘厳なネックレス&ティアラ-
月光のような青い光を放つ最上級のブルー・ムーンストーンを贅沢に使い、古代ギリシャの格調高いメアンダー模様で彩られた作品です。随所にあしらわれたローズカット・ダイヤモンドは夜空の星々のように繊細な光を放ち、まさに作品全体が神懸かった美しさです。第一級の作りによるこの作品は、ネックレスとティアラの2wayで使える前代未聞のデザインです。 |
『エメラルドの深淵』
-最高の透明度と色彩を持つ奇跡のエメラルド-
インクリュージョンはあって当たり前、肉眼で内包物を判断する宝石エメラルドに於いて、肉眼では殆ど内包物が見えない奇跡のようなエメラルドです。色鮮やかな色彩も見事な最高のエメラルドに相応しく、取り巻きのダイヤモンドと作りの良さ、細部までのデザインのこだわりも見事なものです。これぞエメラルド・リングの最高峰と言える、珠玉の逸品です。 |
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